「日本初の発表会を終えて」

昨日、無事に日本初の発表会を終えました👏
日本(都心)で会場を探すのに苦労しました。いくつか試したい場所もあるので毎回ここだけとはせず、臨機応変に柔軟性を持ってこれからもやっていく意向です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、生徒の殆どが外国人で国際色豊かです🌍
ピアノは、スタインウェイのコンサートグランドでした♫
教室のピアノがニューヨークSteinway本社で調整されたBostonとは言え、全くの別物だったと思います。特にペダルの位置が低めだったのが踏み込み難く、皆んな弾き辛かったことと思います。やはりパワフルでよく鳴る楽器で多くの演奏家たちがピアノ協奏曲ではこの楽器を選ぶとも言われてますので、スタインウェイでの演奏が経験出来るのは良いと思います。大人の生徒たちともその話で盛り上がりました。

殆ど英語だったので、少し補足しますが、大人の生徒はほぼ全員が全くの初心者からスタートしたと皆さん自己紹介で話していて、中には3ヶ月の生徒もいました。「まさか!」と感じて貰えたら、私のteachingも not bad!?😁

アメリカ時代、大人の可能性をどこまで引き出せるか、大人の生徒をメインに指導したいと思った時期もあったのですが、アメリカでの子供の習い事としてのピアノの価値と需要は日本より高く、どうしても子供で溢れてしまってました。それはそれでやり甲斐を感じれてたのですが、日本で意外にも大人の生徒が増えつつあります。(今になって😆)

今回、私の作品をアレンジして演奏した、ピアノ歴僅か10ヶ月程のYun-Jinさんの発表会前日のリハーサル動画を以下にシェアします⇩


オリジナルは以下です⇩

オリジナルの楽譜はこんな感じです⇩

C Majorの曲をG Majorに移調し、クリエイティブさ満載なArrangementを完成させてくれました。頭の中にはもっとあれこれアイデアがあったものの、まだテクニック的に弾きこなせないため本人なりには、これでも控えめな感じでした。

この曲は、母子で習ってたポートランド時代の生徒のママの秋の誕生日に贈呈したもので、発表会用の曲として彼女のレベルと好みに合わせて作曲したのです。秋風の中、ジョギング中に降りてきたメロディーでした。🏃‍♀️

懐かしくなったので、彼等がシアトルに引っ越しする直前に行ったサヨナラ発表会の時の3人のコラボの動画をついでにシェアします⇩


この3人のコラボは、別のインド人の父娘で習ってたケンタッキー時代の生徒に贈呈したものでした。お父さんがピアニカ好きでした♫

アメリカ時代からも私の大人の生徒達は皆んな、「今更もう遅い」という偏見や概念はなく、「もう歳だから」という言葉も聞いたことがないです。年齢とか余計な事を気にせず思い切りワクワク夢に向かって学ぶ彼等からパワーを貰えます。余談ですが、親子で習う所のお子さんは、親を見てるからかピアノ取り合いが常でよく励みます♫

ちょっと逸れましたが、発表会中にAndrésさん, Xinmiaoさん,
Yun-Jinさんから自己紹介の際に励みになるコメントを頂き嬉しかったです😭
胸が一杯になり、日本語に訳す余裕もなく思わずHugしました。
自分のレッスンを喜んでくれてるのは嬉しいことです。Xinmiaoさんは、日本に来て一番良かったことの一つが私と巡り会えた事と言ってくれ、また、発表会のアルバムを直ぐにご両親に送り、ご両親もとても喜んでくれたと、Thank youレターにもありました:
Hi Yumie-sensei,
I just want to say a thank-you to you and your husband for the great recital program and the photos- my parents are SO HAPPY to see the photos and they really appreciate your effort for guiding me in this amazing piano journey.

You are such a great great teacher! Thanks again and hope I could improve more with you:)

Cheers, Xinmiao” 

これだけでも、発表会して良かったと疲れが癒されました♨️

・・・世のピアノの先生方に関心。発表会開催、キツくないですか?!自分も途中で逃げ出したくなることもあるけど、The Show Must Go On!と奮い立たせてこれまでも企画&実行を繰り返してきましたが、特に2カ国以上の言語で全て自分でやってる先生は心底凄いです👏尊敬の一言に尽きます。これで講師演奏までやったら死にます😅
でも、講師演奏は、日本ではあってもアメリカではそうでもなく、日本よりも演奏家タイプか教育者タイプかで分かれていて、自分は教育者タイプの先生で、でも昔は講師演奏もやってました(日本人の生徒に「講師演奏、講師演奏」と言われたから)が、これが自分にとっては大負担だったようで(気づかなかった?!)、生徒も多く頑張り過ぎたところへ無理して16ページの曲を暗譜し、2010年の発表会後にとうとう倒れてしまい、それ以降トラウマで一切しないPolicyです🙏無しにして感じたのが、生徒が主役!これでいいのだという感じで、それに自分の生徒の演奏も立派な指導力の発表の場でもあり、これだけでも精一杯なので、余計なところに無駄にエネルギーを使い指導の質を落としたくないというのが本音です。音楽家としての活動振りは、今回も含め、作編曲を発表会などで生徒一人のために行うことも結構あるので、その辺りを見て頂けたら幸いです。

冒頭で書いたように、今後、臨機応変に進めていければと思います⭐️

次回は、ギルドピアノ検定試験の東東京エリアの試験会場に去年から使用されてる、私が探した学芸大にある会場辺りで「表彰式」込みで5月くらいまでに「小発表会」が企画出来たらと考えています。(気持ちとは裏腹に感情論を切り離して、もう次を考えてる自分が不思議でもあり頼もしくもある!?)

さ〜て、次は、ギルド検定試験一色!
他の先生方は、既に選曲をし始めてるそうです。
この次の記事は、来月からコラムが連載されることになったサイト「英語deピアノ」について書きます✏️

改めて、発表会お疲れ様でした〜〜💐
レッスンでお会いしましょう!

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