2017年 ソナチネ・フェスティバル オレゴン音楽指導者協会(OMTA)


快晴で紅葉の美しかった、オレゴン州立大学🎶 勝者演奏会決勝戦会場となった校舎の入り口付近にて

プログラム
予選審査結果表
ピアノは、「ベーゼンドルファー」でした
K君と私✨参加賞のリボンを添えて🎶
観衆の中の生徒達


Mちゃんはレベル1の部で1位!C君はレベル2の部で1位!おめでとう🌟

表彰式

1位が大きな方で、2位が小さな方でした🎶


ケンタッキーからオレゴンへ来て、音楽指導者協会をKMTAからOMTAに2015年から移転させて、初めて挑戦した州レベルのピアノコンペティションでしたが、OMTA主催のコンペの中では、良いコンペだと感じていました。その為、毎年生徒を参加させてきました。

思い入れのあるコンペでしたが、今回はこれが私にとって最後となりました。
今回参加したK君は、ピアノを始めて1年半ほどで、しかもギリギリで曲に取り掛かって、強引に参加を決行しちゃいましたが、無事に参加出来ました!

一番最初の教室の発表会では、泣いて逃げ出す勢いだった子が、よくこんな舞台に挑んだものだと、成長を感じます。また、感心したのは、一緒に競ったお友達の予選審査結果を知った後に、「おめでとう」と握手して祝福したことです。これは、MちゃんとCくんのママが嬉しかったことでシェアしてくださいました。

曲を仕上げて人と競うことを視野に本番に挑むことで、人としての成長が望めるのが、やはりコンペティションなのかもしれません。芸術で競い合うことは不毛と、一時期コンペは控えてましたが、でも、挑む姿勢次第なのかもしれません。スポーツマンシップならず、ミュージシャンシップが育まれますね。

このあと、K君は野球の試合へ行き、何とランニング・ホームランを打ったそうです!
コンペで勝てなかった悔しさが、「次こそは!」と導いてくれたのかもしれません。

そして、Mちゃんは予選審査の際に、椅子の高さ調節器具を勢いよく下げた際に、指を怪我してしまい、結構出血もして痛んだそうで、予期せぬハプニングがあったそうですが、諦めず最後までやりきったことに拍手。(丁度、グリットも指導に取り入れてたのも良かったですね✌️)
絆創膏で応急処置した状態での参加でしたが、決勝戦の演奏は、素晴らしかったです。

M君も、少し前にバスケットボールで指を怪我しちゃいました。でも、大事に至らず参加に挑みました。
演奏を見守って感じ取ったのは、緊張で指先の感覚が鈍ってコントロールが若干困難になり気味で、更に脈につられて若干走り気味のテンポだったので、冷や冷やしましたが、でも、情熱の部分が損なわれていなかったです。寧ろ、最終楽章は、今までの中で最も入り込んでおり、最後は見事に観衆を魅了してくれましたね。

・・・様々な想いが頭をよぎり、感極まって涙が溢れそうになりました。(こっちも冷や冷や!?危なかった!?)
こんなことは珍しいです。でも、このコンペで生徒を見送るのも最後だと、そして指導者としてアメリカで励むのもあと半年ちょっとだと考えた時に、言葉では言い表せない気持ちで一杯になりました。

常に、「結果よりプロセスが重要」と伝えてます。
そして、調整の最後の段階で、今回参加した生徒達のプロセスに既に成果が確認出来ていたので、あとは運次第だと思ってましたが、オレゴン第1号生徒C家ファミリーが、揃って1位とは。。。(奇遇です、ね。。。?!)なんだか私への餞けのようでした。
・・・結果がダメだったとしても生徒達には十分にプラスになったと思います。

Mちゃんは2年程、M君は2年半ほどで、この僅かな期間で、それなりのコンペに肩を並べて挑戦し、優秀な成績を納めるまで立派によく成長してくれたなと、更に最高の思い出になりました!贅沢なことです。「オレゴンに来てよかった」と感じました✨

今回、このような機会を設けてくださった、OMTAユージン支部の先生方を始め、日頃サポートしてくださってるご家族共に、感謝の意をお伝えいたします。
参加させる方も、する側も、そして、主催側がそれぞれに大変だと理解しています。

今季最初のコンペは色々ありましたが、途中で諦めず、皆んな本当によくやりきりました&素晴らしいスタートを切れたと思います!

お別れの寂しさを紛らわすべく(!?)、これから続くフェスティバル、発表会、試験に、気を入れなおして挑みましょう!